心臓血管外科 部門
心臓・血管領域の外科的治療部門です。
開胸、開腹や切開が必要となる疾患治療に対し人工血管や心臓弁の置換形成、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)、ステントグラフト手術で必要となる機器類を取り扱っております。
コロナ禍で使用された体外式模型人工肺ECMO(経皮的心肺補助装置PCPS)などの機器類、持針器や鑷子などの鋼製小物をはじめとした、各種カニューレや心臓の表面固定具(スタビライザー)などの医療材料も取り扱っております。
24時間365日の対応で、医療現場をサポートします。
人工心肺装置
心臓外科における手術などの際、一時的に心臓と肺の機能を代行する医療機器です。
主に全身から戻ってくる血液を静脈から取り出し貯血槽(リザーバー)のフィルターで不純物を取り除いた後、心臓の役割の遠心ポンプに送られます。
ポンプからの血液は人工肺で二酸化炭から酸素への交換を終えた後、動脈へ戻されます。
人工心肺装置に限らず、脳への血液の状態を確認する酸素飽和濃度測定装置や、手術中の血液温度管理する装置なども幅広く取り扱っております。
弁膜症治療
心臓には血液の循環を助ける弁があります。 弁の開きが悪くなり血液が通り難くなる狭窄症・弁が上手く閉まらず血液が逆流する閉鎖不全。それらをあわせて弁膜症といいます。
弊社は弁膜症の治療に必要な、人工弁輪・人工心臓弁・生体弁を取り扱っています。 また、重度の大動脈弁狭窄症に対するTAVI(経カテーテル大動脈弁治療)用の生体弁も取り扱っています。
大動脈疾患治療
心臓から出て腹部で分岐するまでの血液が通る太い血管を大動脈といいます。
大動脈は胸部と腹部に大きく分けられます。大動脈がこぶのように大きくなる大動脈瘤や大動脈の壁が裂けて起こる大動脈解離などを総じて大動脈疾患といいます。
これら大動脈疾患の治療に必要な人工血管・ステントグラフトや病変部分を切開せずに血管内から治療できるステントグラフトシステムを取り扱っています。
また、大動脈以外の細い血管を治療するための人工血管や透析用の人工血管、網状になった金属製のステントも扱っています。